この資料は、1993~1994の調査で、ドゥルマ語書き起こしチームに加わったHamisi Ruwa君が行った単独インタビューに基づいている。相手のHamadi氏はHamisi君の祖父-孫関係。私がヴィザ延長他の手続きで1月7日から10日までナイロビに滞在予定だったことで、Hamisi君がインタビューしてみたいと申し出てくれた。インタビューは1994年1月7日に実施された。
話題は、ニューニのさまざまな種類について、治療法、および婚外性交渉とニューニの関係について。
ところでHamadi Mbega氏であるが、椰子酒が大好きで、インタビューのときには必携。面白い人だが、かなり話を盛る爺さんでもある。まだ少年だった植民地時代に自動車をひと目見ただけで、その仕組を理解し、木を切って木だけで自動車を作った。エンジンだけは作れなかったが、他の部分はすべて完璧。それを運転して(エンジンはどうしたと問いたい)遊んでいたところ、偶然白人の目に止まり、こいつは天才だということで一緒に来るよう言われたが、断ったとか。飛行機も作ることができたとか。
Hamisi君のインタビューテープを現地で書き起こした際に、フィールドノートに1月7日付けで整理したもの。Hamadi Mbega氏は子供に薬液を振り撒く治療(kuvunga1)の対象となるものと、除霊の対象となるものという独特の区別でニューニを分類している。さらに後者には通常はニューニとしては扱われない憑依霊ゴジャマ(gojama2)、憑依霊ドエ人(mudoe37)、通常は妖術によって引き起こされる妊婦の病気であるニョンゴーが入っているのが、ちょっと変。 (フィールドノートからの転記であるが、それについてのコメント(括弧内の記述)はウェブ化に際して付加したものである。)
ku-vunga1 nyagu39 dzuni41 tsovya36 (これは通常はイスラム系の憑依霊とされている) chilui42 (通常はズニ(dzuni)の別名とされている) mwee40 madimba(不明。mudimba は首から背中にかけて装着するビーズ飾りを意味する) mwasaga asagaye chigulu na mukono (直訳すると「脚と腕で地面をこする(痙攣の発作で)ムァサガ」) nyaura(不明) zuka bomu ra nyika (直訳すると「内陸の荒蕪地の、大きいズカ43」 bomu ra pwani (「海岸部の大きいズカ」) bomu ra muyuni (「バオバブの大きいズカ」) bomu ra pangani (「洞窟の大きいズカ」)
makayamba(not kuvunga) (カヤンバで治療する(「薬液振りまき」ではなく)) nyuni wa kolaga mwana (子供を殺すニューニ) gojama2 mudoe37 nyongoro45
バオバブでの治療: 薬液振り撒きと除霊 ドゥルマ語テキスト(DB 6998-6999)
(ニューニの症状と治療) (ハマディ氏自身の経験が語られる)
ニューニの症状と治療 ドゥルマ語テキスト(DB 7001-7005)
(ハマディ氏、ゴジャマの施術で生まれたばかりの我が子を救う) (母親の母乳をだめにして子供を病気にするニューニ) ニューニの施術を購入 ドゥルマ語テキスト(DB 7006-7009)
(ハマディ氏の経歴、ゴジャマ、ムドエ、ニョンゴロを手に入れるまで) ニューニの施術を購入 ドゥルマ語テキスト(DB 7005-7006)
(子供や本人がニューニの護符(pingu18)を身に着けていて、婚外性交渉を行うと子供に危害が及ぶ)
ニューニと婚外性交渉 ドゥルマ語テキスト(DB 7010-7012)
さすがコンテクストを共有する者どうしのインタビューはスムーズで、下手くそな私の質問よりも、臨場感あふれる応えが返ってきて面白い。話がすぐに予期せぬ方向に飛んでしまい、ちょっと待って、そこもう少し尋ねたいところだけど、みたいな展開もあるが。
ニューニのリストには、施術師ごとにかなりのばらつきがあることは、別項でも指摘したが、ここでもハマディ氏にしか見られない特異性がある。それはゴジャマ、ムドエ、ニョンゴー(ニョンゴロ)をニューニの一種としてカウントしている点である。ゴジャマとムドエは、一般には「身体の憑依霊(nyama wa mwirini)4」とされており、しかも近年登場したシェラなどの霊とは違って、古くからのドゥルマの憑依霊だとされている。ハマディ氏自身も、これらがニューニであることは、近所の施術師連中は知らない、彼だけの知識であることを述べている。しかし彼の証言にもあるように、その知識もまた、別のニューニの施術師から購入したものであった。
死に至るかもしれない乳幼児のひきつけや、その他の急激な症状は、当然、人々にとっては重大な関心事で、それらの大きな原因の一つと考えられているニューニ、あるいは上の憑依霊(あるいは動物)の施術を、自らの子供たちの死をきっかけに購入に至るというのも、うなずける話である。ハマディ氏のように近所で評判のニューニの施術師も、施術を手に入れるきっかけは自分の子供たちの死や病気だったのだということが、彼の語りからもよくわかる。 それにしても自信たっぷりだなぁ。
ニューニは私の調査ではあまり中心的な関心事ではなかったのだが、ハミシ君が独自インタビューでこれを選んだ(他にも私の当時の関心事の一つだった「死を投げ捨てる」とか「産む」とかの話も尋ねてきてくれたが)のも、ニューニが話のとっかかりとして格好の話題であったことを示唆している。
ニューニの治療を受けた者は、婚外性交渉を慎まねばならないという禁止を守らねばならないのだが、ちゃんとそれをすりぬける方法についても教えてくれているのが、なんだか笑える。
ニューニを憑依霊の一種と見るべきかどうかは微妙な問題だ。ドゥルマ的にはどちらもニャマ(nyama47)である。しかしニューニの施術師には購入によって誰でもなることが可能であるが、憑依霊の問題をあつかう憑依霊の施術師には、憑依霊による病気に自ら苦しめられ、それが憑依霊の側からの「仕事をしたい」という要求のせいだと判明した者だけがなる。ニューニの場合、その最終的な解決は、とり憑いているニューニ自身を除霊することであるが、憑依霊の場合は、憑依霊に対して生涯にわたる良好な関係を維持することが、最も望ましい解決になる。
憑依霊のなかには、女性にとり憑いて、その子供に危害を加える者がいる。イスラム系のすディアニ導師(mwalimu sudiani11)の別名とされるツォヴャ(tsovya36)やペポ・ムルメ(p'ep'o mulume, 直訳すると「男霊(霊男か?)」)、あるいは古くからいたとされる憑依霊の仲間のゴジャマ(gojama2)、スンドゥジ(sunduzi52)、ムドエ(mudoe「憑依霊ドエ人」37)など。これらは乳幼児を害しうる点で、その行動においてニューニと似てはいる。場合によっては除霊の対象にもなる。しかしこれら(ゴジャマとムドエ)をニューニに数える施術師は、私はハマディ氏以外に知らない。
護符と私が訳した一連の身に着けるもの、とりわけピング(pingu18)やマパンデ(mapande15)の意味合いも、憑依霊一般とニューニでは微妙に異なる。憑依霊の施術師たちはピングその他の護符を憑依霊に対して差し出された「椅子(chihi)」だとする。椅子が差し出されないと、やって来た憑依霊は患者の身体の上(各関節やさまざまな内臓)に腰掛けるしかなく、それが宿主にとっては病気として経験されることになる。一方、ニューニの施術師たちはピングを「保護する者、護り手(murinzi)」と呼ぶ。それはニューニが乳幼児にいきなり襲いかかったり、母親の母乳をだめにしてしまうことから乳幼児や乳房を守るために装着される。日本でいうところの「魔除け」に近いと言えるかもしれない。
多くの人が憑依霊(さらには実在する民族集団名をもつ憑依霊)と考え、ハマディ氏がニューニの一種だとするムドエ(mudoe「憑依霊ドエ人」37)のピングが、犬の歯を縫い込んだ全く同じものであることは、護符についての、憑依霊の施術師とニューニの施術師の見方の違いを際立たせる。なぜムドエのピングに犬の歯が用いられるのか。それはムドエの好物が犬(黒犬)だからだ。憑依霊ムドエをもっている人は、ムドエの犬と呼ばれる黒犬をつねに飼っていて、どこに行くにも連れて行く。ある種の憑依霊は、自分のためにある動物を取り置くように宿主に要求する。それはある色のヤギであったり、ヒツジであったりする。ムドエの場合、それが黒犬なのである。それを虐待したりすると本人が病気になる。ムドエをもっているムウェレ(muwele53)がカヤンバで憑依状態になると、この犬を連れてきて耳を切りその血を飲ませると憑依が解ける。母親がムドエをもっているとその子供を捕らえて病気にする。ムドエは母親の乳房に腰をおちつけ、母乳をだめにして水のように変えてしまう結果、母乳を吸った子供は嘔吐と下痢に苦しむ。ムドエのピングを胸に装着すると、ムドエはそれを椅子としてそこに落ち着き、母乳を劣化させることはなくなる。ムドエのピングが犬の歯を用いるのは、それがムドエにとって好ましいものだからである。ニューニの施術師が同じく犬の歯をもちいたピングを母親と子供に与えるのは、魔除け的な意味からすると理屈に合わないことになる。
しかし施術師にとっては、こんな理屈はどうでもよいこのなのかもしれない。ハマディ氏は自分の子供の発作に際して、自分の知るあらゆる主なニューニを試して、症状がおさまらなかったとき、占いでゴジャマとムドエについて治療すべしと判明し、その結果治療が功を奏した。その事実こそが、彼がその治療に絶大の自信をもたらしているのであって、ゴジャマもムドエも、きわめて手強いニューニの一種にほかならないのである。
ハマディ氏は最後に、ニューニの治療を受けた女性による婚外性交渉の危険について語っている。それはベニィロ老の説明とも異なるかもしれない彼独自のバージョンである。母親には護り手のピングが処方されておらず、子供だけがピングを装着している場合、それを外して薬液に浸しておけば、危険を回避することができる。しかし母親自身にも護り手のピングが処方されている場合は別問題で、回避は不可能。女性にとっては婚外性交渉は全く不可能である。ベニィロ老の説明では、ニューニをもった女性の夫の性行動についても言及があったが(そちらについては危険の回避方法はある)、ハマディ氏の説明には、女性の夫についての言及はない。
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Hamisi Ruwa(R): ニューニには多くの種類がある? Hamadi Mbega(Hm): ニューニには多くの種類がある。正しく尋ねて、それらを知るようにならなければな。お前が尋ねても、ニャグ(nyagu39とツォヴャ36を売りつける施術師もいるよ。ニューニふたつだけ。それじゃあ、そいつはお前のためにニューニを尽くしたことにはならないよな。ニューニには多くの種類がある。ニャグ、ツォヴャ、ズニ41がいる。このズニがニューニたちのボスだ。そしてもう一つ別のリストがある。このあたりの施術師たちが知らないリストが。そのニューニについては彼らは知らない。 R: それってどのニューニのこと? Hm: 別のリスト、今教えてやるよ。ニャグ、ズニ、ツォヴャ、キルイ、ムウェー、マディンバ(madimba)、脚と腕で地面をこする(ku-saga)ムヮサガ(mwasaga)、ニャウラ(nyaura)、内陸の荒蕪地の大ズカ(zuka bomu ra nyika)、海岸部の大ズカ(zuka bomu ra pwani)、バオバブの木の大ズカ(zuka bomu ra muyuni)。ここまではついてきてるかね。 R: ついて行ってます。 Hm: 3種類だよ。この大ズカに3種類ある。 R: なにの大ズカだっけ。 Hm: 海岸部の大ズカ、内陸の荒蕪地の大ズカ、そしてバオバブの木の大ズカ、そして洞穴の大ズカ。4種類だ。わかったかい? R: はい。
Hamisi Ruwa(R): ところで、別のときに、バオバブの木のところに木の棒がいくつか置かれていたのを見るんだけど、それって? Hamadi Mbega(Hm): ちょっと待て、ちょっと待て。ちゃんと話してあげるから、ちょっと待って。もし病人がいて、占い(mburuga)を打って、言われるんだよ。薬液を振りまいてくれることになる施術師(yendakuvunga1)には、バオバブの木のところで施術をさせなさい、彼にムコネの木(mukone46)の棒だけで作られた小さな木組み台(karingo58)を、行ってそこに設置させなさいって。その木組み台の上で薬液を振りまいてもらい、その後で、その木組み台の中で(護符を)結んでもらいなさいって。そして子供もそこに来させて同じように薬液を振りまいてもらいなさいって。私も同様にその場にいます。この薬液振りまきの施術の食事(とうもろこしの練り粥(wari72))、その練り粥は、閉経期を過ぎた屋敷の女性によって用意されなければならないんだよ。鶏もそこで殺されねばならない。子供がそこで薬液を振りまかれた。鶏も殺されている。 R: 鶏は鶏ならなんでもいいのですか? Hm: 赤い雄鶏、あるいは浜辺の砂色の鶏(wa mutsanga wa pwani)、混色の鶏(wa mirimiri)、占いが言うこと次第だね。私の言うこと、わかったかい? R: それはバオバブの木の大ズカ(zuka bomu ra muyuni)ですね? Hm: そう、そいつはバオバブの木の大ズカと呼ばれる。さて、大ズカは、そのときには、(つまり)あらゆる手を尽くして、もうそれを扇ぐ(kupunga73)という段になる(除霊することになる)と、そいつの泥人形をこね作ら(kuumba)ねばならない。(バオバブの木の根元は)薬液を振り撒く1施術の場所で、扇ぐ(除霊する73)場所じゃないからね。そこで人形をこね作ることはできない。でもそれを扇ぐときには、つまりそちらでズカを投げ捨てる(kutsupha80)、女性からそいつを出て行かせるためには、つまり、憑依霊(nyama)、あいつらニューニを閉め出す(kpwaasindika81)ためには、屋敷のハズレで、ちょうどあの辺りで、そいつ(ズカ)をこね作らねばならない。こちらでは手拍子を打っている。あちらではそれをこね作っている。こちらではカヤンバを、カヤンバであれ、太鼓であれ、打っている。
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Hamisi Ruwa(R): あちらのこねる場には、あなたは(病気の子供の母親の)女性をともなって行くのですか? Hamadi Mbega(Hm): こねる所には、施術師本人と弟子(anamadzi82)たちが行く。施術師は、こんな風にこね作るんだと示しに行くのさ。泥人形は、バナナの茎の切片を芯にして作られるからね。 R: バナナの茎の一部? Hm: そう、一部をこんな風に切り取って、盛り山(tsulu)の土を水でこねる。さて、こねられた土をこのバナナの茎にくっつける。それから、こちらを分けて、こんな風に脚と足にする。 R: バナナの茎ですね。 Hm: そう。泥土も二股にわけて二本脚に、そしてこのあたりに陰茎(ulume)と睾丸(chende)を造作する。もし雌なら...そもそも2体こね作るんだよ、雄と雌。雌のほうにはヴァギナ(uche)が、雄のほうには陰茎がある。さて、こちらの雄の一体には、白い鶏の羽根を(何本も)刺し、(全体に)灰が塗られる。そしてこのあたりにこんな具合に腕をつける。ここには卵を置く。雌のほうだが、雌の(ズカ)も同じように作られる。こちらには水の入った鍋(土器製の)が置かれる。ここまではわかったかい?お前があいつら憑依霊を閉め出す(kusindika81)ときの話だ。お前はしかじかのキリャンゴナ(chiryangona44)(を用意するよう、占いで)指示されている。(たとえば)このズニ(dzuni41)の鶏は、白い雄鶏。ニャグ(nyagu39)の鶏はカタグロトビ色の鶏(wa chiphangaphanga)、ツォヴャ(tsovya36)のは浜辺の砂色の(wa mutsanga wa pwani)、混色の鶏(wa mirimiri)はキルイ(chilui42)のだ。別のやつには黒い鶏。
Hamadi Mbega(Hm): すでに言ったように、ニューニは種類が多い。ゴジャマ(gojama2)と呼ばれるニューニもいる。そしてムドエ(憑依霊ドエ人37)も。そしてニョンゴロ(nyongolo45)も。 Hamisi Ruwa(R): たしかにとっても多いですね。 Hm: ところで、この近所ではこれらの憑依霊たち(ゴジャマ、ムドエ、ニョンゴロを指している)、これらのニューニたちには、(施術師たち)は薬液振りまきの施術は行っていない。連中はそれら(のニューニ)に対して「お静まりください」を与えるカヤンバを用いている。でも、そいつは子供を殺すニューニなんだよ。ゴジャマ。ムドエ(mudoe37)はゴジャマの相棒さ。こいつゴジャマは捕らえ屋だ、こいつは。でもムドエのやつは、子供を食べるのが好きなんだ。というのもムドエは肉が好き。ムドエ、お前、ドエ人たちのこと聞いたことない? R: ありますとも。 Hm: そいつは肉が好きなやつだ。こいつゴジャマは捕まえるやつ、でも殺すのはムドエだ。 R: そのあと食べる者は? Hm: 食べる者は、このゴジャマとムドエだ。そしてあいつニョンゴロ。このニョンゴロはそれ自体グループだ。いくつかに別れて、分かれ道をなしている。さらに、女性、女性が(憑依霊)ドゥルマ人をもっている、彼女はドゥルマ人をもっていると言われたりする。お前、カヤンバの場で憑依霊ドゥルマ人の歌が語られてるのを聞いてるかい?さて、やつら、憑依霊ドゥルマ人の仲間がやつらだ。このあたりでは知られてないがな。生まれたばかりの赤ん坊が泡をふいているのを見て、こちらでは子供が生まれたばかりで、その子供はこんな具合になっている、そいつのせいであるのは確実だよ。でも知識のある施術師がその場にいなくてはな。その子供が突然捕らえられた(kugbwavukirwa84)日にも、その場に知識のある施術師がいなくてはな。
Hamadi Mbega(Hm): でもこのニューニを知っている施術師がいなければ、子供は死んでしまう、有無を言わさず。そう、健康そのもの。そのままにしておいて、しっかりした身体になるように。さて、(妖術使いが)憑依霊を連れてくる。朝に。そうとも。そして晩になる。もう午後7時だ。何時でもいい、計画通りの時間。子供は突然襲いかかられるばかり。知識のある施術師がそこにいなければな。もし知識ある施術師がそこにいなければ、子供は健康だったのに死んでしまう。 Hamisi Ruwa(R): そこで、ハマディさんのような人がそこにいて、その子に護符を結んでくれることが必要なんですね。 Hm: そこで、ハマディのような者がその場にいてくれることが望まれるわけさ。そいつ(そのニューニに対する施術)を購入しているハマディのような者がね。というのもそいつ(そのニューニ)で長年ひどい目に遭ったことがもとで、そいつ(それに対する施術)を購入し、今やその場で(ニューニに捕らえられている)子供に護符を結んでやるわけさ。女性が、この子は昨日泡をふいて生まれたのですと言ったとしたら、私はすでにわかっているのさ。まずもってこの薬(mihaso8)から始めるまでは、その子は母親の母乳を吸ってはならないとね。このニューニが、子供を捕らえる捕らえ方にはいろいろたくさんある。まず、子供の腹が膨れていて、腹がきゅるきゅる(chochoro chochoro)音を立てたりする。わかるかい?
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Hamisi Ruwa(R): そしてこの細かい泡(kafulo)。 Hamadi Mbega(Hm): その泡はね、お前に教えてくれてるだけ(単なる徴)さ、でも消えないよ、うん。お前がそれを知らなかろうと、泡は消えない。さて、お前はその子が発熱するのを見るだろうよ。そしてここ(腕)が固く折り曲がっているのも。こちらの脚の方も、同じようになる。こんな風にンギー86と固くね。そしてそんな状態のまま。そして手も固く握りしめて開かない。開いたと思っても、一瞬で、また元通りになる。ときには、腕がンゴー87と冷たくなる。そして脚も、お前が触れると、膝のあたりから先の方にかけて、もうンゴー、ンゴー、ンゴーそのもの、まるで水から出てきたばかりみたいに、その子供。そしてこの腕も。号泣が到来したときときたら、母親があやして疲れ果ててしまうまで、そして少しおさまったら、この頭が汗をかく、ギーと汗まみれ。汗が身体にも流れ落ちる。 R: そうすると、このグループのニューニは、とても激しいんですね。 Hm: その発汗が収まると、子供が少しおとなしくなる時間だ。でも、確実に号泣に3回は到来される。そして4回目、さらに例の脚とこの腕のやつに突然襲われると、子供は自分自身を痛めつけてしまう。最初の一回目、もしそのニューニに詳しい施術師がそこにいたら、子供はそこで解放してもらえる(発作の縛りを解除してもらえる88)。施術師は子供を最初の一回目で解除してやる。その施術師は、そのニューニを知っている者でなければならないが。もし知らなければ、子供は再び2回目の旅に連れ戻される。さて、そこでそのニューニを知っている施術師が手に入らないと。もし知っている者が手に入らないと、子供は3度目に見舞われる。さらには4度目に。子供にはもう体力が残っていない。そこで発作が戻ってくると、もうまっすぐにはならない。見るともう、ハァハァハァ、そしてぐったり89。
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Hamadi Mbega(Hm): さて、お前が長時間いれば。...この場に長時間いることもありうるだろう?そうすればお前は、ああこの子はもう終わっていると知ることになる。その後、持ち直すかも。その子を見たら、少しンガー(明るいさまを表す擬態語)、そしてブー(覆われるさまを表す擬態語)レジェー(ぐったりするさまを表す擬態語)。そうなるとその子は息はしているが、普通の子供らしい呼吸じゃない。そいつ(ニューニ)は、もうその餌食を食べている。さあ(施術師よ)、頑張れ。そう頑張れ。でもお前がもしそのニューニのことを知らない者だったら、ああ、子供は死んでしまう。 そもそもこの段階にならば、お前もほぼ知っているが、(そのニューニは)脇腹(mbavu90)の段階に変じる。でも同じそいつだ。混乱させられるなよ。同じやつだ。脇腹の段階だ。お前が直面したこうした場面、その子供は脇腹(の問題)に到来されている。そして咳。この旅は休む暇もない。お前の目にはその子が静かになったと見えるが、その子はもう尽きる寸前なんだと知りなさい。 Hamisi Ruwa(R): でもムブジ(ハマディ氏のあだ名)が近くにいたら、別でしょう? Hm: でももしムブジがいなければ、子供はとっくの昔にぐったりなっている。グオ(Guo)の兄弟に私が言ってあげたことだよ。でも彼はそれを無視して、それを見る羽目になった。真っ昼間のことだ。私はあちらのヤシが生えているところにいた。ヤシの木の上にいたんだ。私は「ああ、我が子が、ええ、ああ、私の子供、いったい何でこんなことになったんだ!」 R: はい、彼の死んでしまった子供。 Hm: ああ、突然だった。子供がニューニに突然襲われたんだ。私はヤシ林から出た。「子供がどうしたんだ?」「子供がニューニに突然襲われました」「よし、待ってろ」私はすぐ(占い(mburuga)を)打った。で、子供は健康に戻った。
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Hamisi Ruwa(R): で、どのニューニだったんですか。 Hamadi Mbega(Hm): いろいろ混ざっていたんだよ。お前に話してやった連中や、あの大きい奴ら。大きい奴らというのは、あいつらお前に教えてあげた、ズニ、ニャグ、ツォヴャ、ムウェー、トゥヌシ(tunusi34)、マディンバ、ムァサガ、ニョンゴロ。ちがった、ニョンゴロは別だ。海岸部の大ズカ、内陸の荒蕪地の大ズカ、バオバブの大ズカ、それに洞穴の大ズカ。 R: それら全員が混じってたんですか? Hm: お前はそれらを知っていなくてはならない。他人に騙されるなよ。お前にニューニ(の施術)を売ってやるといって、お前にズニだけを売りつけようとする。だめだ、お前はまったく(治療)できない。子供が、(ニューニの)問題に襲来されたとき、お前はそれらについて知っているのでなければね。そうとも。さもないとお前はズニの草木で施術する。さて子供はニャグに襲われているのに、お前はズニの草木で施術する。子供がツォヴャに襲われた、子供はキルイに襲われた、でお前はキルイについて知らない。 R: でも、あなたのような人なら、子供がそんな風に突然襲われてそんな風になっていれば、来てその子を見ただけで、どのニューニなのかわかるのでは? Hm: もし争いが、(子供がひきつけを起こして)白目をむいている(garogaro91)段階に達していたら、私はさっきお前のために列挙したあいつら(ニューニ)の草木を持って行くね。わたしはゴジャマの草木をもっていく。そして尋ねるだろうね。「この子は、生まれたとき、どんな『挨拶(salamu92)』といっしょに生まれてきたのかい?」「いいえ、泡とともに生まれてきたりはしていません。この問題は、私たちにとっても初体験なんです。」それで私にはわかってしまう。この子には大物のやつらが憑いているってね、もう。もしさらにひどくなるようなら、私は言う。「じゃあ、白い雄鶏を大急ぎで用意して。そして赤い雄鶏と黒い雌鶏、混色のとカタグロトビ色のと浜辺の砂色の雌鶏を。」もし、仕事が今日には(その日のうちには)始まらないなら、あのゴジャマをこの前庭で始める。この前庭で薬液を振り撒いてしまう(uvungbwa1)。その後で子供をその母親から切り離す。
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Hamadi Mbega(Hm): そう、その後でごみ捨て場(dzalani93)で、子供だけに薬液を振り撒き、土盛り(tsuluni94)に行って子供だけに薬液を振り撒くんだ。それまで。 Hamisi Ruwa(R): ごみ捨て場に行く目的は、ニューニを捨てることですか? Hm: (それらの場所は)ニューニたちのたまり場(vituo95)だよ。 R: 彼らがその中で過ごすところなんですか?ごみ捨て場もバオバブの木のところも、なんとまあ。 Hm: バオバブの木こそあいつらの大いなる木さ、バオバブ。そこが終着点。 R: だから、子供が突然ニューニに襲われたら、(治療を受けたのちは)その子といっしょに土盛りやごみ捨て場に行くことはできないんですね。(そこへ連れていけば)ニューニが一発でその子の生命を奪ってしまうかもしれないと。 Hm: そう。子供が土盛りで薬液を振り撒かれたなら、そこには母親は子供を連れてはそこに立ち入れない。その子が成長してしまうまではな。バオバブの木のところにも子どもと一緒には立ち入らない。歩いていてバオバブに出くわしても、道がそちらに向かっていても、その母はそこを通れない。離れたところを、避けて通っていかねば。私の言うこと、理解したかな? R: おお、よくわかりました。 Hm: 私は大変な思いをしてニューニたち(の治療術)を、購入したんだよ、あんた兄弟!私はそれらをマリンディ96出身のギリアマ人の長老から買った。その長老はな、あのムァゾンボが今住んでいる場所で、ああムァゾンボはまだその長老がいた場所には来てなかったんだがね、その長老、私が彼からあれらのニューニたちを買った長老のね。ギリアマ人の。 R: あなたは良い癒やしの術を手に入れましたね。
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Hamadi Mbega(Hm): さっきお前に列挙してやったあのニューニたち、あれらの3つのニューニ、ゴジャマとムドエとニョンゴロ。そいつら(の治療術)を私は妻の兄弟のヨンゴさんから購入した。というのも私はそのニューニによって子供たちをすべて失ってしまったんだ。そのニューニを私は、私の身内のジラ(Dzila、人名)にも売ってあげた。お前と同じように私の身内のね。そこ(ジラさんのところ)のグベは、私自身が治療した。というのもすでに私は瓢箪(に入れた薬の知識)をすでに購入していたので。そこにいるムベガ97も私自身が治療した。私の言ったこと、わかったかい? Hamisi Ruwa(R): ああ、よくわかりました。 Hm: というわけなんだよ、あんた。ここにいるあの私の第二夫人なんだけど、彼女はすでに子供たちを失っていた。その後私が彼女を娶ったわけだけど、その後産んだ子供が、先日間違いが起こったあの子だ。 このあいだ火傷を負ったあの子ですか? そう、厄介を起こしたあの子だよ、あんた兄弟!生まれたときには、おおごとだったよ。厳しい(男が試される)試練だったよ、ほんとうに。誰もが知っている。 R: ここでの話? Hm: ここで生まれたんだよ。 R: あなたがさっき言ってた徴をもっては生まれてこなかったんですか? Hm: その子の生まれてきた様子を見れば、私にはわかったよ。これは私が踊るべき歌そのものだと(私の得意とする問題だと)。その歌をしっかり握ったさ。さっそく治療してやろうと。その後になって、子供にはさまざまな問題が現れてきた。さて、そんなわけで私の登場舞台さ。父が私に任せてくれた。 R: おや、ムベガ老(ハマディ氏の父親)も強力な施術師(muganga)だったんですか? Hm: ムラムロ(mulamulo98)さ。ムブルガ(mburuga98)じゃない。でもまあムブルガだ。
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Hamisi Ruwa(R): お父さんがそこでムラムロを打ったのですか?99 Hamadi Mbega(Hm): 私が、このわが子がいったい何に食われているのか見るためにムラムロを打つんだ。昨日から今日までやったあれこれ、でもわが子はいまだにこんな具合だ。何に食われているんだろう。OK。私はさらに進んで彼ら大物ニューニたちを治療して、彼らを「送り出した(ku-asisa 除霊した)3」。やつら3人の下位のニューニたちも治療して、送り出した。こいつゴジャマ、ムドエ、ニョンゴロに触れるところまできて、自分のムラムロにも疲れてしまい、私は友人のところに、ムァンザのところにムラムロを打ってもらいに行った。私の兄、ムァンザ・ワ・グオのところにね。「兄弟よ、どうして私が治療しているのに、子供は治らない、どうしてだ。」 R: あいつら、大物も小物も全員あなたは治療したのに。うまくいかなかった。 Hm: そして「一昨日だ、お前は、お前の家で、子供のためにお前の草木を調えたってことだろう?でも子供はいまだにこんな具合だ。どうしてだろう。」(そう言って)ムァンザはムラムロに戻った。そして言った。「お前はまだ子供を食っている(やつらの)この局面をフォローしていない。そいつらを無視している。でも子供はゴジャマとムドエとニョンゴーに食われているんだよ。お前はそいつらのことを知っているのに、今どうしてそこを放置しているんだい?なぜ、それ以外の問題ばかり治療しているんだ?」私は言った。「OK。占いはそれまでだ。」私は麓の方に行って早速、薬の用意を始めた。で、家に着いたときにはもう準備万端。 R: 大急ぎだったんですね。 Hm: そうとも。私は力いっぱい打ったね、本当に。その子のためにムドエの護符(pingu18)を調えた。今日に至るまでも、あの子はそれ(その護符)といっしょに成長しているんだ、彼がいつも身につけている犬の歯の護符だよ。
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Hamisi Ruwa(R): おお、それがそれらのニューニのキリャンゴナ(chiryangona44)なんですね。 Hamadi Mbega(Hm): 私のピング(pingu18)には犬の歯が付いてるんだ。私がゴジャマに対して薬液振り撒き(ku-vunga)するとしたら、ゴジャマとムドエに対してするとしたら。そのピング(pingu)と、ニョンゴロ。それには犬の歯が付いている。私の言うことがわかるかい?まず、お前はブッシュの生き物、カタグロトビの脚を(キリャンゴナとして)もつ。羽ばたいて鶏を捕まえるあのカタグロトビそのもの。お前はそいつの脚を手に入れないと。それこそが、子供の母親のためのピングになるものなんだ。授乳の際に子供を守るために母親が身に着けるな。そのピングには護り手がついている。長いパンデ(pande15)が二つ。ピングがその真中についてパンデはそれを挟んで。さらにその横にもパンデが付く。左側に3つのパンデ、そしてこちら側にも3つのパンデ、あわせて6つのパンデだ。もし子供が男の子だったらな。こちらに3つ、そしてこちらに3つ。もし子供が女の子だったら、こちらにはパンデが4つ、そしてこちらにも4つ。ピングはそれらのパンデの間に。それらがここに寝るためのものだ。私の言うことがわかったかい? R: わかりました。こちら(後で述べた二つのピング)は子供に結んだわけですね。 Hm: ここで薬液を振り撒き、それが終わって、治療が終わったら、わたしは子供を守る護り手を差し出すのさ。それは護り手なんだから。 R: そうすると、ここ(母親の)乳房のところには、母乳の護り手(のピング)ですね。 Hm: そう。それは母乳の護り手だよ。
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Hamisi Ruwa(R): なぜなら、そいつらニューニは母乳もだめにすることができるからですね。 Hamadi Mbega(Hm): そう。母乳をだめにして水のようにしてしまうのだ。そう、そして子供が乳を吸うと、下痢をする。あるいは嘔吐、あるいは咳き込ませる。さあ、この局面だよ、お前さん。 R: そうですね。女性たちのなかには母乳が水のように流れ出るのを見て、施術師のところに行って、母乳を縛ってもらおうと言う人もいます。 Hm: それは、そうした状態で生まれてきた場合だね。それとは別に、こんな場合もある。女性が妊娠していて、母乳が流れ出す。妊娠していてまだ出産していないのに、母乳がまさに流れ出すんだ。もうジュルジュルと。 R: それはいったい何なんですか。 Hm: 理由なく流れ出るわけじゃない。それはやつらニューニたちによって出されているのさ。こうした場合は、おまえ施術師がそうした場合を熟知していなければね。 R: そうなんだ!ということはその女性はすでにニューニをもっていると? Hm: そうとも。行って、そうした(妊娠した)女性を(施術の場(ndalani)に)座らせ、彼女をツォザ(ku-tsodza100)するための(薬(muhaso)の入った)瓢箪がある。彼女の乳房に(施されたツォガ100に)その瓢箪(の薬を)塗り込んでやるのさ。(問題の)母乳は完全に消えてしまう。出産後も母乳がでないので、その後で、母乳を返してあげなければならない。 R: ああ、たいへんありがとうございました。
Hamadi Mbega(Hm): (途中から録音)...施術師はここ前庭から出て、ごみ捨て場に行く。そこから出ると、土盛りに行く。(憑依霊の)停泊場所はいくつかな?3つだ。4番目がバオバブの木のところだ。 Hamisi Ruwa(R): ごみ捨て場、土盛り、そしてあちらのバオバブの木のところ。 Hm: そう。そこが終点だ。さて、もし(必要とされたキリャンゴナ44が)鶏だったら、そこで殺される。なぜならそれらのキリャンゴナは、子供のためのピング(pingu18)とその母親のためのピングにするために、そこにもっていくからだ。すべてが済んだ。そしてそこで彼女にもピングを着けた。
(もし彼女の浮気相手が)彼女を欺いて言う。「ああ、ニューニならよく知ってるよ。それらのピングは私が隠しておこう。だから例のモノをおくれ(性交渉しよう)。」うわーっ! R: 子供は(ニューニに)襲われてしまう。 Hm: うわーっ!浮気のその場で(fukoni101)嘔吐に見舞われる。そこで嘔吐に、そして脚と腕(の痙攣)に見舞われる。(女は)言う「あなた、ニューニのことを知ってるって言ったでしょ。さあ、この場でニューニに襲われた。さあ、なんとかして」。女がお前に言ってるんだよ。「あなたそう言ってなかった?」お前は言われる。「(脚が)休まず動いている。私はここであなたを待っています。私の子供が死んでしまう。あなたが助けてくれる?それともすぐにあなたはここを去って、誰それさんを見つけて、ここに連れてきて。ムブジ(ハマディ氏のあだ名)に会って、ここに連れてきて。」もし彼が私の家に来たら、そいつに報酬をたっぷり払わせてやる。そうとも、お前は人の子供を殺そうとしている。私は、子供を治療する。でもお前ときたら、お前のモノ(chidude102)を勃起させて人の子供を殺そうとしている。その女性はお前の妻じゃない。私の専門はこれだ。お前のペニス(mulingotyo104はすごく勃起する。こうしてそれはお前に損害を与えるんだよ、お前のペニスは。お前は人の子供を殺そうとしながら、(それを癒やす)仕事を知らない。ってなもんだ。
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Hamisi Ruwa(R): ああ、なるほどね。もしあなたが、人妻を好きになったのですが、彼女がニューニの治療を受けた(薬液を振り撒かれた)人だったら、どうします? Hamadi Mbega(Hm): もしお前に好きな女がいて、その女がニューニの治療を受けたことがある?その女がお前のところにやって来る。彼女は、自分には人がおり、自分はその人と一緒にいることになるだろうと知っている。お前は彼女の許しを得て、彼女のためにちょっとした薬液(kavuo, kaは指小辞22)を作ってやる。 R: あなたおっしゃいましたよね。それに必要な草木すべてをお前は知ってなければならないと。 Hm: それらの草木すべてをお前は知っていなければな。お前はそれらすべてを探し求め、しっかり手にもっていなければならない。その女性がお前の逢引の場所に入ってきたら、そこに小さな御椀を用意していて、水でそれらの草木を揉みつぶす。 R: 他にキリャンゴナはありませんか? Hm: キリャンゴナはないよ。お前はそれらの草木を知っていなければならないだけ。さて、あの子供のためのピングだが、それを外して御椀の薬液に漬けておき、お前たちはお前たちのやることをすませなさいな。済んだら、それらのピングを薬液から出して、子供に身に着けさせる。しかしな、お前が一緒にすごすその女性も(ニューニの)ピングをもっているなら、その楽しみを最後まで楽しむことはない。 R: ムズカを怒らせた(癒やしの術で間違いを犯した)。その場で子供は(ニューニに)襲いかかられる。
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Hamadi Mbega(Hm): その場で、(その子供は)襲われる。そもそもお前はその子が、テテテテ、脚も腕もンディと突っ張るのを見るだろうよ。そもそも彼女がお前に言うだろうよ。「抜きなさいな。それどころじゃなくなりました。抜きなさいな。それどころじゃありません。あなたは(ニューニのことは)知っていると言ったけど、あんた、じゃあどうしてこんなことになるの。知っていると言ったくせに。」 Hamisi Ruwa(R): なるほど、子供を簡単に殺してしまうことになるんですね。